ブライアンマックナイト観てきましたよ!
ちょっと前の投稿で言いましたブライアンのライブ!
ビルボードライブ大阪で観てきましたよ〜
いやぁやっぱね、もうね、どんな言葉を使っても説明不可能なんですよあの空気感は。
そう!
空気の色を変えるんですよ彼は!
彼に限らずアメリカの一流のミュージシャンはみんなそうなんですが
演奏しだした瞬間にその空間の色がゴールドになったり虹色になったり。
もう、うまいとかスゴいとかじゃないんですよ。
それは当たり前すぎて言う必要はないんです。
なので今日は技術とか演奏形態のような、そこそこのリスナーや評論家なら説明できるようなことは省いて、
ナゼ!そのような空気感が出るのか?
ということの根本的なお話をしたいと思います。
まず始めに結論から言っちゃいますが、
これは文化の違いです。
技術とか練習の質とか、もちろんいろいろありますが、やはり一番の違いはまず文化です。
*ただこれは一概にどちらが良いとかの話ではないということを理解した上で読み進めてください。
日本の音楽(特に演歌やJpop)はとにかく
“がんばってる感”を最大限にアピールします。
似たイメージで、
“負けない感”
“全力感”を出します。
音にも歌詞にも表現にも。
「君ががんばるから私もがんばれる」
運命共同体的なね
「負けないで ゴールはすぐそこ」
なんでゴール地点知ってんの?
「全力で身体全身で君を感じて」
こわいよ
とにかく全面にがんばってる感を押し出し、
そして前傾姿勢になって苦しそうに歌う。
MISIA、絢香、中島美嘉、一青窈、いきものがかり、ビジュアル系全般、、、みんなそうですよね。
でもこれらは日本の文化的にがんばることが美学だし正義だからひたすら強調するんです。
学校でも仕事でも友達同士でも朝から晩まで
「がんばって!」「がんばります!」
まぁあいさつ代わりみたいなものなのでいいんですがね。
でも私が思うに、本当にがんばってる人はそう簡単に口にしないよなぁとも思いますけどね。
対するアメリカ音楽で一番大事なことはムードです。
だから無駄にがんばったりはしません。
がんばったらムード台無しになるのをわかってるし、
自分の実力が一番発揮されるのはリラックスしてやることだという考えの文化だからです。
ここが空気感が出るポイントであり、
日本の音楽と一番異なるポイントです
日本人が「がんばって!」というタイミングでアメリカ人はたいてい
Good luck
Take your time
Relax
Easy
Simple
などと言います。
日本のがんばってとほぼ逆の意味じゃん!みたいな(笑)
もちろん、少しくらいはがんばれよ!と言いたくなるときもあります。
ちなみにアメリカにも日本のがんばって!的な表現がないわけではないですが、言うときはかなり危機的状況の相手に対してです。
さてさて、
なので結果的にそういったアメリカの文化を理解しないでアメリカ音楽のR&Bを聞いて練習して歌っていってしまうと、
ここぞ!という時にやはり大半の日本人はがんばってしまうんですね。
それが正義と思ってるから。
身体に染みついてるから。
それで、なんか違うなぁと思ってさらにがんばっちゃう。
修正の方法が“がんばる”しかなかったりするから。。
そして目的地からどんどん遠ざかってく。
恐ろしいですね。
さらに恐ろしいのは、
この感覚がわからないとそのもっと前の“聴く段階”でコケているということに気付かないことです。
どれだけがんばったらよいか?という聴き方をするもんだから、すべて足し算の発想だけになり、引き算の発想が生まれません。
どんどん力んでいくという負のスパイラルがはじまるのです。
ブラックミュージック、特にR&Bに関して言うと、
ここぞ!という時はたいてい抜きます。
まあそれがフェイク(抜いたタイミングで転がす)にも繋がり、そして抜き差しに発展していくのです。
ただ、抜くためには一度差さなければなりません。
その差すタイミングが日本人の思っている
ここぞ!というところの“ちょっと手前”だったりするのです。
これをはき違えてR&Bを歌ってしまうとどんなに絶対音感があっても、発声・発音ができていても、な〜んかノリが演歌 j-pop のようになっちゃうし、なにより一番大事なムードが出ません。
ムードがなかったらロマンティックでもなければエロくもありません。
だから、がんばっちゃダメなんです。
100歩譲って、内心がんばっててもいいです。
でもそれをわざわざアピールしなくていい、ということです。
エロくないR&Bなんて
アルコールの入ってないワインみたいなもんです。
砂糖の入ってないアイスクリームです。
ということで皆さん!!
今日からはただひたすらがんばる(アピールをする)のではなく
何が一番ムードが出るかをイメージして生活してみましょう!
ムードが出るならセオリーなんか無視でいいです。
ムードが出るならタブーもぜんぜんアリです。
がんばらないほうがムード出てきたりします。
つーかムードってものを音で表したら
どんな感じになるかを想像して歌ってください。
ということで、
ブライアンの空気感の正体を説明したかったのですが、
ときにブライアンをはじめ、憧れのシンガーに近づこうとして
遠ざかることもあるので要注意!
と言いたかったのです。
彼らは普段どんな景色を見て、どんな人たちと会って、どんな話をして、どんな気持ちでいるのか?
彼が実際、いま目の前にいたらどんな声で、どのくらいの音量で、質感で、距離感で、規模感で、色合いで、ムードで歌うだろうか?
そういったことをイメージしながら歌えば歌が変わります。
是非、ムードを最優先にして歌ってみてください!
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