第5回 フラット癖の早い解決法
今回は、「フラット癖の早い解決法」をご紹介しちゃいます。
よく練習していてフラット
(音をちょっと低めにとってしまうこと)してしまう方がいます。
その解決法としてよく音階練習している方が多いんですが、
(ハッキリ言わせていただくと)
あまり効果的とは思いません。
もしもホントに音がわかっていないなら、
フラットどころか音がまったく合うはずがないですから!
フラット癖というのは
音がわかってないのではなく、
音の調節が毎回遅れることです。
そして大半はその音を低いところから
上にエグりながら探すことに原因があるからです。
さて、そこで効果的な解決法を伝授いたしましょう。
とってもカンタン!
「フラットするなら早めに上から探せ!」
です(笑)
人間の耳は、ある音を低いところから
上にエグるように探すと“ヘタクソ”に聞こえます。
しかもそれが遅れたりすると
なぜかイラっとする音に変身します。
これは人間の耳ではそう聞こえるのでしかたありません。
同じように探しても、
逆に音を上から落とすように探すと
なぜかそんなにヘタクソには聞こえないんですね。
しかも早めに行うことで調整に余裕ができ、
改善が早まります。
つまり、間に合う可能性が高まる。
もちろん、本当は一発でバシっと合わせてほしいものです。
でもそれが苦手な方、
フラット癖のある方はぜひ一度お試しあれ!
※ちなみにR&B、ブラックミュージックの場合は、
また違った低さからエグって音を入れますが、
これはあくまでもしっかりと音とリズムが取れてからですので、
話が全く別です。その細かい話はレッスンで!